世間では高校野球の体罰が増えてると話題になるが、
自分から言わせてもらえば、

体罰は減ってる。

 

愛媛の強豪今治西の野球部の大野監督が、
公式戦のベンチ裏で、
選手の頬を3回ほど叩いたという。
大野監督は「激励のつもりだった」と説明。
選手に怪我はなかったという。

これって体罰なのか?

おそらく、これぐらいのビンタなら・・・・

これぐらいのことが高野連に報告しないといけない時代になったのか。

今治西は文武両道で、

がっつり体育会系ではない特色を持っていて、
野球部の大学進学率も高いことで有名。

この大野監督も野球しかできない生徒を作る気はない、

教育者として、本当の優しさを兼ね備えてた人。

野球の道以外の将来を見据えた部員も多いと思うが、
野球人の根本的な考えは、今も昔の大して変わらないはず。

ただ、その子たちを囲む、野球人以外の人たちは別。

物事を野球の世界だけで見えづらい環境に、
今治西の野球部はあったんだろうなと・・・。

今回の大野監督は今治西を卒業し、
筑波大学に進学した立派な人。

これまでに当校を計8回も甲子園に送り込んだ、若き名将。

大野監督は、あるインタビューで、
今治西の自慢できる点に、
退部者の少なさを挙げていた。(素敵やん)

それはやっぱり、
野球でレギュラーを取って活躍すること以外での、
人生の糧や、野球の意味を、
今治西野球部の中で作っていたからだと思う。

試合に出てない選手にも積極的に声をかけ、
名前と顔をしっかり覚えてるそう。(意外とすごいことなんすよ)

まだまだ40代前半と若い監督さんなので、
これからも甲子園には何度も顔を出すことでしょう。

毎年、スター級の選手がいるわけでもないメンバーでも、
安定した成績を残し、常に甲子園を狙える位置にいる。
これは、才能で引っ張っただけでない、大野監督による恩恵。

今回の大野監督の体罰がニュースになったのは・・・。
ちょっとかわいそう。

ちなみに、自分は今治西が国体で優勝した年の高校野球が大好きです。

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