愛媛が誇る名門の済美高校野球部。
これまでにも、
甲子園で劇的な熱戦を繰り広げ、
甲子園に顔を出せば注目カードとして話題を呼びます。
そんな済美高校は、
今年2016年の春のセンバツ大会でも、
出場校候補として注目を集めてました。
しかし、結果は落選・・・。
実は済美高校が落選した理由に、
ある1つの理由が噂されているのです。
秋の四国大会・高知商戦にて球審から済美側のランナーに注意?
それは昨年の10月下旬に行われた、
「第68回秋季四国地区高校野球大会」での出来事。
済美高校は高知の高知商業高校との試合です。
6回の裏、3−1で済美がリードしてる場面での攻撃。
ノーアウト1・2塁の場面で、打者はバンドの構え。
駄目押しでリードを広げたい済美は、
バンドでチャンスを広げて、
固くも追加点が欲しい場面だったでしょう。
バンドの構えの打者に対して1球、2球と投げ、
ボールが先行して、カウント2ボール0ストライク。
3球目に打者はようやくバンドしますが、これはファール。
この直後です。
4球目に入る前に、球審がタイムをかけて、
何やら済美の2塁ランナーの方に走り、声をかけてます。
そして、その次は済美側のベンチに向けって、
また何か声をかけています。
この時、試合の解説者は、
「おそらく」「もしかしたら」
「想像ですけど」と言いながら、
済美のランナーに、
紛らわしい動きがあったのかもしれないと、
「サイン盗み」とまでは言わなくても、
それを匂わす仮説を予想してました。
ハッキリと確定したわけではないので、
この時は、そこまで大きな話題にはなりませんでした。
しかし、今年2016年に入って、
1月の下旬に選抜の出場校が発表されると、
某大手スポーツ紙から、某試合でルール違反に触れるプレーがあったことが、
選考基準の中で、悪く影響を与えたことがあったと報じました。
「サイン盗み」は行われたのか?確定するのはかわいそう・・だがしかし!
201年の1月29日のサンスポの記事の中で、
「ルールに反する行為」という見出しと「選考委員長」のキーワードは並びました。
記事の中身では選抜の選考に関わる方からの言葉で、
「残念なことですが、大会中に二塁走者の紛らわしい行為があり、球審から注意された試合がありました」
という内容でした。
今回2016年の選抜の出場校の選考の段階で、
そのルール違反が、選考基準に影響を与えたことを意味していました。
しかし、記事の中では匿名的な書き方をしていたため、
必ずしも、済美高であったとは断定できません!
あくまで教育の一環である高校野球として、
変に悪者を作っても仕方ないのでしょう。
匿名で言及するというのは、選考側の愛情と捉えて良いですね・・・。
かつては花巻東も同じくサイン盗みの疑惑がかけられていました。
当時、高校野球ファンからは賛否両論の意見が飛び交い、
「昔は皆やってた」「暗黙の了解じゃないの?」と、
プロの選手であったも、やるときはやると、球児をフォローする言葉が並びました。
2009年のWBCでは城島捕手が相手のキューバが、
ベンチからコースを教える行為に気づき、
試合の中で松坂投手と対策を行い、結果勝利したことがありました。
将来、日本の選手が海外やいろんなリーグで戦う中で、
サインを盗まれる行為に対して、何かと対策が行えるスキルも必要なのかな・・と思います。
城島選手は、高校球児だった時代に経験してるでしょうし、
松坂投手もかの有名なPL戦でも経験してます。(こちらはサインではなく捕手の癖)
グローバルに日本の選手が世界の野球と戦おうと思った時に、
サインやクセを盗まれる中での成長も必要だと思います。
確かに、健全であるべき高校野球では・・という考えもわかりますが・・・。