高校野球の聖地・甲子園の名物は多くあります。
その中でも近年ずっと甲子園を愛した善養寺隆一さんは有名です。
善養寺隆一さんは約15年もの間、
甲子園のバックネット裏にて、
黄色の帽子とラガーシャツで応援を続けてきた方です。
何度も甲子園をテレビで鑑賞したことがある方なら、
一度でも「ラガーおじさん」ごと、善養寺隆一さんを見たことがあるはずです。
甲子園名物の1つとなっていたラガーおじさん(善養寺隆一さん)
自分も昔から甲子園を鑑賞してる際に、
毎回、バックネット裏にラガーシャツのおじさんがいることはわかっていました。
しかし、当時の自分は、
その人はプロ野球関係のスカウトだと勝手に思っていました。
実際に、その人ラガーシャツの方が、
某印刷会社に勤める、一般人の方だと知った時はびっくりしました。
普通のお客さんとして来ているとしたら、
その席を確保するためのチケット代など、半端ないはず・・・、
いや、お金がかけられたとしても、10年以上も同じをことを続けるのは凄すぎます!
高校野球、、甲子園をどれだけ愛しているのか・・・、
その情熱が、野球好きとして尊敬できます。
甲子園へのドリームシート導入でラガーおじさんはテレビ鑑賞に!?
かねて10年以上もバックネットうらで甲子園を見守っていた善養寺隆一さん。
しかし、今年からは、甲子園に小学生を招待する「ドリームシート」というものが導入されるようです。
そのドリームシートの場所というのが、まさかのバックネット裏・・・、
ってことで、ラガーおじさんは立ち退きする運命にあるということですかね・・・。
この事態にご本人は納得しているようで。
ドリームシートの子供に甲子園への夢を抱かせる意味を理解し、
その方針に、一人の高校野球ファンとして、むしろ願っているとのこと。
素敵過ぎますね・・・こういうおじさんが野球を愛してくれるなんて。
しかし、やはり、かわいそうな気持ちもしなくもないですが・・・、
善養寺隆一さんは今年からホテルを借りて、
そこからテレビで楽に鑑賞する可能性を語っていました。
ただ、もう年齢的にも、毎朝寒い中並ぶのは、体に悪そう・・・。
そういう意味でも、バックネット裏での鑑賞を引退するのも悪くないなと、
人間として、高齢の方に向ける心配の中で思います。
今年からラガーおじさんのいない甲子園がテレビ放映されると考えると、
少し切なく、とても寂しく思えます。
ただ、バックネット裏で甲子園の試合を笑顔で見てる子供たちの姿も楽しみです。
甲子園に行くことの凄さや、憧れる場所としてのイメージが大きくなっていくことを祈ります。