【高校野球】センバツ2022年の出場校・大会日程

30年ぶりに開幕が順延となり、開幕前から話題となった春の甲子園(センバツ高校野球)。プロ野球のことはよくわからないけど、高校野球のことなら知っているという方も少なくないと思います。

今大会はどの高校が出場しているのか、一覧で紹介し、特に注目すべき選手と、大会日程を順番にご紹介します!

出場校一覧

センバツ高校野球は秋の大会の結果などを考慮し、各地区の代表校が出場します。地区ごとの出場となるため、同県から2校出場していたり、出場校がない県があったりします。

また、出場予定だった京都国際高校は部内でのコロナウイルス陽性者が14名出てしまったため、無念の出場辞退となってしまいました。最終的な出場校は、下記の通りです。

地区学校名都道府県出場回数
北海道クラーク国際北海道初出場
東北花巻東岩手4年ぶり4度目
聖光学院福島4年ぶり6度目
関東・東京明秀学園日立茨城4年ぶり2度目
山梨学院山梨2年ぶり5度目
木更津総合千葉6年ぶり4度目
浦和学院埼玉7年ぶり11度目
国学院久我山東京11年ぶり4度目
二松学舎大付東京7年ぶり6度目
東海日大三島静岡38年ぶり2度目
大垣日大岐阜11年ぶり4度目
北信越敦賀気比福井2年連続9度目
星稜石川3年ぶり19度目
近畿大阪桐蔭大阪3年連続13度目
和歌山東和歌山初出場
天理奈良3年連続26度目
金光大阪大阪13年ぶり3度目
近江滋賀4年ぶり6度目
市和歌山和歌山2年連続8度目
東洋大姫路兵庫14年ぶり8度目
中国・四国広陵広島3年ぶり25度目
広島商広島20年ぶり22度目
倉敷工岡山13年ぶり11度目
高知高知4年ぶり19度目
鳴門徳島9年ぶり9度目
九州九州国際大付福岡11年ぶり3度目
大島鹿児島8年ぶり2度目
有田工佐賀初出場
長崎日大長崎23年ぶり3度目
21世紀枠只見福島初出場
丹生福井初出場
大分舞鶴大分初出場

優勝候補は、明治神宮大会で優勝した大阪桐蔭高校です。毎年中学生のスター選手が進学し、その中から切磋琢磨しているため、全国屈指の選手層を誇っています。対抗としては広島県の広陵高校、岩手県の花巻東高校、福岡県の九州国際大付属高校が挙げられます。

選考に関して秋季東海大会で準優勝した静岡県の聖隷クリストファー高校が選出されず、岐阜県の大垣日大高校が選出されたことにネットでは疑問視する声も上がっていました。

何はともあれ上記32校が春制覇を目指して熱戦を繰り広げています!

注目選手

各校注目選手はいますが、その中でも特に注目すべき超高校級の選手を4名ご紹介します!奇しくも、2005年生まれの新2年生にスカウトからも熱視線が送られています。

佐々木麟太郎(花巻東高校)

高校通算56本の本塁打を記録しています。同校の先輩でもある大谷翔平選手は、3年間の通算で56本で1年生の現時点で並んでいます。高校記録の清宮幸太郎選手(111本)は、1年生時点では22本だったことを考えるととてつもないペースでホームランを量産していることがわかります。

佐々木選手は花巻東 佐々木監督 息子でもあります。親子で全国制覇を目指すことになりますが、麟太郎選手が花巻東高校を選んだのは「野球だけでなく、人としても成長できる環境。自分はここでプレーしたい」という想いを持ったためだそうです。卒業生の大谷選手も菊池雄星選手も非常に礼儀正しく、生真面目な様子が見えますので、佐々木監督の指導の賜物と言えますね!

3月22日に行われた市立和歌山高校との試合ではプロ注目の米田投手に無安打、2三振と完璧に押さえ込まれました。試合後に「不甲斐ない」という言葉を連呼しており、夏のリベンジを誓っています。さらにひと回り大きくなって甲子園に戻ってきてくれることを期待しましょう。

2022年秋季大会での打撃成績

  • 岩手大会:16打数6安打、打率.375、3本塁打、8打点
  • 東北大会:13打数5安打、打率.385、1本塁打、4打点
  • 神宮大会:10打数6安打、打率.600、2本塁打、9打点

 

佐倉俠史朗(九州国際大附属高校)

佐倉選手についてソフトバンク・小川一夫GM補佐は「1年生としては非常に能力が高く、バットの出が速い。(花巻東の)佐々木君と共通しているのはパワーも柔軟性もある点。打つことに関しては楽しみで、可能性を見せてくれる」と話しており、現時点でも非常に高評価を受けている選手です!

2022年秋季大会での打撃成績

  • 九州大会:打率.357、本塁打2本、7打点
  • 神宮大会:打率.333、本塁打0本、2打点

 

真鍋慧(広陵高校)

センバツ大会でも4番打者として出場、3安打1打点の活躍でチームの2回戦進出に貢献しました。タイミングの取り方などを元メジャーリーガーのレジェンドバリー・ボンズさんを参考にしていることから広陵のボンズとも呼ばれています。(メジャーリーグと言えば!今シーズンもスポーツブックで盛り上がりましょう♪)

2022年秋季大会での打撃成績

  • 中国大会:打率.453、打点26、本塁打1本
  • 神宮大会:打率.533・5打点・本塁打1本

 

前田悠伍(大阪桐蔭高校)

背番号14をつけて挑んだ神宮大会では、防御率が出場選手1位の0.78を記録し、高い奪三振能力を持つ大型左腕です。楽天の後関昌彦スカウト部長は「来年のドラフトでもいいくらい。うちの早川みたいにキレで勝負できる」とドラフト1位左腕を引き合いに出し高評価です。さらにヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスクは「まだ16歳なのに完成度が高い。コントロールが良く、チェンジアップが良い抜けをしている。打席でも余裕があり野球センスがある。2年後が楽しみ」と話しています。投打でプロ注目となっています!

大会日程

当初開会式と3試合が行われる予定だった3月18日が雨天順延、3月22日は雨天のため第1試合が正午からと天候に左右されているセンバツとなっています。3月24日の時点で2回戦の全対戦が組まれています!ここから準々決勝、準決勝、決勝と試合が続いていきます。

開催日開始時間組合せ
3月18日(金)天候不良のため中止
3月19日(土)9時00分開会式
10時13分浦和学院 (埼玉) 4 - 0大分舞鶴 (大分)
12時29分和歌山東 (和歌山) 8 - 2倉敷工 (岡山)
15時36分クラーク国際 (北海道) 2 - 3九州国際大付 (福岡)
3月20日(日)9時02分広陵 (広島) 9 - 0敦賀気比 (福井)
11時52分長崎日大 (長崎) 2 - 6近江 (滋賀)
15時34分二松学舎大付 (東京) 3 - 9聖光学院 (福島)
3月21日(祝)9時01分山梨学院 (山梨)1 - 2木更津総合 (千葉)
12時06分日大三島 (静岡) 0 - 4金光大阪 (大阪)
14時35分高知 (高知) 4 - 2東洋大姫路 (兵庫)
3月22日(火)12時28分国学院久我山 (東京) 4 - 2有田工 (佐賀)
15時09分星稜 (石川)5 - 4天理 (奈良)
18時26分只見 (福島) 1 - 6 大垣日大 (岐阜)
3月23日(水)9時00分花巻東 (岩手) 4 - 5市和歌山 (和歌山)
11時30分大島 (鹿児島) 0 - 8 明秀日立 (茨城)
14時00分丹生 (福井) 7 - 22 広島商 (広島)
3月24日(木)9時01分鳴門 (徳島) 1 - 3 大阪桐蔭 (大阪)
11時27分浦和学院 (埼玉) 7 - 0 和歌山東 (和歌山)
14時01分九州国際大付 (福岡) 4 - 1 広陵 (広島)
3月25日(金)9時01分近江 (滋賀)  -  聖光学院 (福島)
11時26分木更津総合 (千葉)  -  金光大阪 (大阪)
13時47分高知 (高知)  -  国学院久我山 (東京)
3月26日(土)9時00分星稜 (石川)  -  大垣日大 (岐阜)
11時30分市和歌山 (和歌山)  -  明秀日立 (茨城)
14時00分広島商 (広島)  -  大阪桐蔭 (大阪)
3月27日(日)8時30分第1試合(準々決勝)
11時00分第2試合(準々決勝)
13時30分第3試合(準々決勝)
16時00分第4試合(準々決勝)
3月28日(月)休養日
3月29日(火)11時00分第1試合(準決勝)
13時30分第2試合(準決勝)
3月30日(水)休養日
3月31日(木)12時30分決勝
14時30分閉会式

まとめ

94回目のセンバツ高校野球は、新2年生の2005年生まれの4名の選手が注目を集めていますが、3年生にも注目選手は多数おり、試合も延長戦にもつれ込むほど各校の実力が拮抗しているため高校野球ファンとしては非常に楽しみの多い大会となっています。

夏の大会に向けて、課題など多くの収穫を得ることができる春のセンバツ。各校が全力を出し切り、夏への楽しみも多く見つけられることを楽しみに観戦をしていきたいと思います!

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