かつての春夏連覇を達成を果たした我喜屋監督率いる興南高校野球部が甲子園に帰ってきました

興南高校エース比屋根裕也変則フォーム

今年の興南高校は、エースの比屋根投手と、
沖縄屈指の堅い守備で、地方大会を制覇してきました。

毎年、良い投手を引き連れて甲子園に来る興南高校。
今年のエースの比屋根雅也投手はどんな投手なのでしょう?

実は、かつての春夏連覇時のエースである、
島袋投手にファームが似ていて
とても、ユニークな投手だと話題になっているのです!

興南高校の比屋根雅也の球速と変則フォーム

興南のエースの比屋根くんはまだ2年生です。
沖縄県のうつるま市出身で、中学時代から県内有数の好投手だったようです。

興南高校比屋根球速

比屋根投手は身長は170前半と大きくはないですが、
同校のOBである島袋投手のようなトルネード気味の、
超変則フォームが持ち味で、打者からは見づらい角度から球を投げます。

比屋根投手の球速はMAXで130後半と、
数字だけみると、普通ですが、
腕が遅れ気味に出て、打者の手元でグーンと伸びます

正直、オードソックな145キロの投手よりも、
比屋根投手の変則な130後半の球のほうが厄介だと思います。
あえて遅く投げているとの噂も・・・笑)

比屋根投手は左投手なため、極端に体をトルネードさせると、
右打者からするとクロスファイアーになり、なかなか打てません・・・。

沖縄の地区予選では、スライダーと速球のうまい組み合わせで奪三振の山を築き、
今年の甲子園では秋田商の成田投手に並んで、注目の左腕とされています。

興南高校野球部メンバーの出身中学(2015年)

いくら興南高校が名門といっても、
集まるメンバーはさすがに地元中学出身が多いです。

興南高校野球部メンバー出身中学2015

比屋根雅也(2年/背番号1) 沖縄県あげな中学校出身
佐久本一輝(3年/背番号2) 沖縄県屋部中学校出身
喜納朝規(3年/背番号3) 沖縄県松城中学校出身
仲響生(3年/背番号4) 奈良県下北山中学校出身
我那覇真(3年/背番号5) 沖縄県コザ中学校出身
比嘉龍寿(3年/背番号6) 沖縄県東風平中学校出身
具志堅大輝(2年/背番号7) 沖縄県嘉手納中学校出身
砂川謙斗(3年/背番号8) 大阪府東百舌鳥中学校出身
石川涼(3年/背番号9) 福島県行健中学校出身
宮里匡輝(3年/背番号10) 沖縄県真和志中学校出身
小浜自由(3年/背番号11) 沖縄県南大東中学校出身
与那覇樹(3年/背番号12) 沖縄県久松中学校出身
高良宗矩(3年/背番号13) 沖縄県石垣中学校出身
高那峻(2年/背番号14) 沖縄県金城中学校出身
井上北斗(3年/背番号15) 福岡県春吉中学校出身
二宮尚寛(3年/背番号16) 静岡県小嵐中学校出身
渡久地大樹(3年/背番号17) 沖縄県具志川中学校出身
城間楽人(3年/背番号18) 沖縄県具志川中学校出身

2年生で背番号をもらっているのは、
エースの比屋根くんと具志堅くんのみです。

さすがに変わった名前が多いですね〜。
福岡出身の石川涼って選手が気になります!笑

「コザ中」ってどこでしょう?
すごい、気になります。。

なんか、野球から離れて、
別の好奇心を煽るメンバーたちですね!笑

興南高校の名監督・我喜屋優さん

2007年から興南高校の監督に就任している、我喜屋優さん。
我喜屋さんは名前の通り、超沖縄人です。

我喜屋さんは興南高校のOBで、
現役時代は4番でキャプテンを務めていたそうです。

興南高校野球監督

自分が球児だった時代は、
「興南旋風」を巻き起こしましたが、
優勝とまではいかなかったみたいです。

その後、北海道の雪国で野球経験を深め
2007年から興南高校に監督として舞い戻り
2010年度の春選抜と夏の甲子園の連覇を成し遂げるのです!

しかも、沖縄県勢は当時、夏の甲子園で優勝した経験がなかったのです、実質、興南高校が沖縄代表として、初めての優勝を果たしたことになります。

沖縄には宜野座など、有名な高校が多いですが、
現在の沖縄の高校野球では興南の人気がすごいのです!

島国は愛情深いと昔から言いますが、
興南が甲子園に出場した際の、
アルプススタンドの空気は異様です!(良い意味で)

このまま行けば、
将来的に、沖縄のどこかに、
我喜屋監督の像が立ってしまうことでしょう。

沖縄の生ける伝説が観れるぼくらは幸せなのです!笑

我喜屋監督は、価値観や教育も人格者として知られ、
挨拶などの生活の基本を軸に、
選手にこんなことも言ってるようです。

「試合に出るのも出ないのも関係ない。大切なのはこれからの人生だ。将来、社長になってメンバーを使ってやれ。今は、そのための修修業だと思って、頑張れ!」

↑こんなことが言えば監督なんて、全国で我喜屋監督だけですよ・・・。仲間内の情の大切さも感じる、素晴らし言葉ですね!

明日の興南戦が今から楽しみです!

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