ヌートバー選手で注目!MLBで活躍する日本にルーツを持つ海外出身選手は?

2023年3月に開催された第5回WBCで“史上初の日系侍”として注目を集めたラーズ・ヌートバー選手。大会開催前はヌートバー日本国籍かどうかが話題となりましたよね(大会が始まれば全く耳にしなくなりましたが)。

ヌードバー選手のようにMLBで活躍する選手の中には日本にルーツを持つ外国籍の選手がおり、2026年の第6回大会に出場するのでは?と注目を集めています。

そこで今回はそんな日本にルーツを持ちMLBで活躍する日本以外の国籍を持つ選手を5名紹介します。

日本にルーツを持つ外国籍の選手5名!

今回ご紹介する5名は

  • ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)
  • アイザイア・カイナーファレファ(ニューヨーク・ヤンキース)
  • スティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)
  • カイル・ヒガシオカ(ニューヨーク・ヤンキース)
  • ケストン・ヒウラ(ミルキーウォー・ブリュワーズ)

です。順番に紹介していきます。

ラーズ・ヌートバー

  • ポジション:外野手
  • 投打:右投左打
  • 身長/体重:191㎝/95㎏
  • 生年月日:1997年9月8日
  • 経歴:エルセグンド高-南カリフォルニア大
  • ドラフト:2018年MLBドラフト8巡目(全体243位)

ラーズ・ヌートバー選手は、母親が日本人の日系2世で、2018年ドラフト8巡目(全体243位)でカージナルスに入団しました。

マイナーリーグで着実に経験を積み、2021年6月にメジャー契約するとその年は58試合に出場し、打率.239、5本塁打、15打点の成績を残しました。メジャー2年目にはリードオフマンにも抜擢されるなど存在感を示し、チームの地区優勝に貢献すると第5回WBCでは、初の日系選手としてメンバー入りを果たし、幼い頃の「日本代表でWBCに出場する」という夢を叶え、1番・中堅として攻守に躍動。日本の世界一に大きく貢献しました。

アイザイア・カイナーファレファ

  • ポジション:内野手
  • 投打:右投右打
  • 身長/体重:180㎝/86㎏
  • 生年月日:1995年3月23日
  • 経歴:ミッドパシフィック・インスティチュート高
  • ドラフト:2013年MLBドラフト4巡目(全体130位)

ニューヨーク・ヤンキースで正遊撃手を務めるアイザイア・カイナーファレファ選手は祖母が日本人の日系3世で日本代表入りに興味を示していると噂される選手です。

カイナーファレファ選手は、2013年ドラフト4巡目(全体130位)でテキサス・レンジャーズに入団しました。2018年にメジャーデビューを果たすと、内野のポジションに加えて捕手もこなすユーティリティプレイヤーとして注目を集めました。

2020年には三塁のレギュラーに定着し、ゴールドグラブ賞を受賞するなど、守備の名手として名の知られる存在となりました。2022年シーズン開幕前には、2度のトレードを経てヤンキースへ移籍すると正遊撃手として攻守に安定した活躍を見せています。

第5回の招集こそなかったが、次回は選出される可能性が高い選手です。

スティーブン・クワン

  • ポジション:外野手
  • 投打:左投左打
  • 身長/体重:175㎝/77㎏
  • 生年月日:1997年9月5日
  • 経歴:ワシントン高-オレゴン州立大
  • ドラフト:2018年MLBドラフト5巡目(全体163位)

母方の祖母が山形県出身と日本にルーツを持つスティーブン・クワン選手は、クリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)に2018年MLBドラフト5巡目(全体163位)で入団しました。マイナーリーグで着実に経験を積み、2022年のスプリング・トレーニングで結果を残し、念願のメジャー契約を勝ち取りました。そしてその勢いそのままに開幕スタメン入りを果たすと、抜群のバットコントロールを武器に4月はルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞する活躍を見せると、シーズンを通してリードオフマンの役割を任されました。

2022年シーズンは147試合に出場し、打率.298、19盗塁、OPS.773をマーク。特筆すべきは三振の少なさで、638打席で三振は60個、コンタクト率91.9%(MLB2位)を記録しました。また、守備面でも高い貢献度を誇り、アメリカン・リーグ左翼手部門のゴールドグラブ賞に輝きました。

第5回大会は出場資格が足りていない、という理由で最終的に代表入りはなりませんでした。次回大会は出場資格を満たせば日の丸を背負う可能性が非常に高い選手です。

カイル・ヒガシオカ

  • ポジション:捕手
  • 投打:右投右打
  • 身長/体重:185㎝/92㎏
  • 生年月日:1990年4月20日
  • 経歴:エディソン高
  • ドラフト:2008年MLBドラフト7巡目(全体230位)

日系4世のカイル・ヒガシオカ選手は2008年ドラフト7巡目(全体230位)でヤンキースへ入団しました。長いマイナー生活を経て、2017年にメジャーデビューを果たすと、田中将大投手(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)との日系バッテリーが実現したことでも話題を集めました。

田中投手がヤンキースに在籍していた時は田中投手や通訳から日本語を教わるなど、日本に対する思いもあるようです。保守というポジションを守るカイル選手はコミュニケーションの壁が大きくなりますが、それを補って余りある実力を持っています。

ケストン・ヒウラ

  • ポジション:内野手
  • 投打:右投右打
  • 身長/体重:183㎝/92㎏
  • 生年月日:1996年8月2日
  • 経歴:バレンシア高-カリフォルニア大アーバイン校
  • ドラフト:2017年MLBドラフト1巡目(全体9位)

メジャー4年間で50本塁打を記録しているケストン・ヒウラ選手は父親が日本に縁のある日系3世です。ヒウラ選手は、2017年ドラフト1巡目(全体9位)でミルウォーキー・ブリュワーズから指名を受けプロ入りを果たします。プロスペクトとして大きな期待を集め、2019年シーズン序盤にメジャーデビューを果たしました。

MLBデビューから4年で50本以上本塁打を放つなど、プロスペクトとして実力を発揮していましたが、2023年シーズン前のオープン戦では打率1割台と苦しみ、ロースター漏れ。メジャーでの出場は1試合もありません。ただ、持っているポテンシャルは間違いないため、今後も注目の選手です。

最後に

今回は第5回WBCでヌートバー 国籍と話題となった外国籍で日本にルーツを持つ選手をまとめてきました。

どの選手もMLBでの実績もあり、次回大会に出場すれば日本代表としては非常に頼もしい選手たちなので、今後の活躍に期待したいですね!

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