現在ヤクルトに所属している新垣渚投手。
ソフトバンク時代の栄光を再び・・
と期待されていますが、
今日になって、不名誉な記録を1つ作ってしまいました。
2007年シーズンには、
年間で25暴投を記録し、
プロ野球新記録を更新してしまいましたが、
今日で通算100暴投を記録し、
村田さん石井さんに続く、
史上3人目の快挙となりました。
新垣渚の100暴投記録。ヤクルトで復活するのか?
もともと暴投の多い新垣渚投手でしたが、
奪三振率も高く、トーテル悪い印象ではないです。
しかし、近年の新垣渚さんの成績を見てると、
その暴投の割合が悪い意味で際立ってしまいます。
今日の試合でも広島戦に先発でマウンドに上がり、
5回7失点と散々な結果に終わりました。
(おまけに100暴投記録樹立)
同世代の選手がどんどん劣化していく中、
新垣渚さんの、最後の一絞りが見てみたいです。
昨年は3勝10敗と大きく負け越しながらも、
ヤクルトはリーグ優勝を果たしました。
今年も優勝!ってわけではないのであれば、
新垣渚さんの2016年度はシビアに評価されます。
せめて今年は8勝はしてほしいところですが・・・。
新垣渚の三輪田勝利スカウト
新垣渚投手は沖縄生まれながらも、
大学は九州共立大学でした。
高校からドラフトにかかった際には、
ホークスとオリックスで競合になり、
交渉権を獲得したのはオリックス。
しかし、新垣渚さんはホークス以外の入団は拒否。
そしてオリックスでスカウトを担当していた、
三輪田勝利さんは、その後・・・。
原因に新垣渚さんが、
頑なに三輪田スカウトを門前払いしていたと、
様々な憶測が飛び交い、当時は大きく報道されました。
三輪田スカウトはイチロー選手を発掘するなど、
スカウトとしての腕は確かだったために、
亡くなった後に、別れを惜しむ声は多くありました。
イチロー選手は三輪田さんの悲報に涙し、
告別式には自身のバットを棺に納めたそうです。
当時、まだ若かった新垣渚投手は非常に辛い思いをし、
自分のせいで三輪田さんが亡くなったと責任を感じたそうです。
自分が野球をやめるべきだと考えた時期もあったそうです。
しかし、オリックスの球団本部長と面会し、
三輪田さんの奥さんには「あなたのせいではない、これからも頑張って」と、
大きな懐で激励されたのです。
その後の新垣渚さんは大学で活躍、
大学時代のインタビューでは、
「自分が活躍することが、最初に評価してくれた三輪田さんへの恩返し」
と語りました。
今では悲しい事件とされることも多いですが、
現在までに現役で頑張ってる新垣投手を見てると、
その三輪田スカウトへの恩返しへの希望に見えます。
いつ引退してもおかしくないですが、
最後の最後に、三輪田スカウトのためにも、
ホークス時代の輝かしい姿をもう一度見てみたいですね!