
2023年シーズンも交流戦が終了し、パ・リーグは1位から3位までが1.5ゲーム差という混戦で大いに盛り上がりを見せています。セ・リーグも一時は阪神タイガースが独走をしていましたが、交流戦で横浜DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツが上がってきており、混戦模様となってきています。それに伴い注目度も増加しています。さらに今シーズンはシーズン前に行われたWBCで日本代表が優勝したことも野球人気を再びを押し上げている要因となっていそうです。
10年ぶりの優勝ということで非常に盛り上がりを見せたWBCですが、歴代の優勝国も気になるところですよね。そこで今回はWBCの歴代WBC 優勝国とMVP、ベストナインをまとめていきます。
2006年・第1回大会
<優勝>
日本
<準優勝>
キューバ
<ベスト4>
韓国、ドミニカ共和国
<最優秀選手賞>
松坂大輔(日本)
<ベストナイン>
投:松坂大輔(日本)
投:ヤデル・マルティ(キューバ)
投:パク・チャンホ(韓国)
捕:里崎智也(日本)
一:イ・スンヨプ(韓国)
二:ユリエスキ・グリエル(キューバ)
三:エイドリアン・ベルトレ(ドミニカ共和国)
遊:デレク・ジーター(アメリカ)
外:イチロー(日本)
外:イ・ジョンボム(韓国)
外:ケン・グリフィーJr.(アメリカ)
指:ヨアンディ・ガルロボ(キューバ)
王貞治監督が指揮し、メジャーからイチロー、大塚晶則が参戦しました。構想では松井秀喜、城島健司らメジャーリーガーも参加する予定でしたが、辞退者が相次ぎました。それでも川崎宗則、西岡剛らNPBのスピードスターを中心とした「ストールベースボール」で初代チャンピオンに輝きました。
2009年・第2回大会
<優勝>
日本
※2大会連続2度目
<準優勝>
韓国
<ベスト4>
ベネズエラ、アメリカ
<最優秀選手賞>
松坂大輔(日本)
※2大会連続2度目
<ベストナイン>
投:松坂大輔(日本)
投:岩隈久志(日本)
投:ポン・ジュングン(韓国)
捕:イバン・ロドリゲス(プエルトリコ)
一:キム・テギュン(韓国)
二:ホセ・ロペス(ベネズエラ)
三:イ・ボムホ(韓国)
遊:ジミー・ロリンズ(アメリカ)
外:青木宣親(日本)
外:フレデリク・セペダ(キューバ)
外:ヨエニス・セスペデス(キューバ)
指:キム・ヒョンス(韓国)
韓国代表と1次ラウンドから決勝まで合計5試合を行い、2次ラウンドで日本代表に勝利した韓国代表の選手がマウンドに韓国国旗を立てたことでも話題となりました。
さらに、決勝の韓国戦で大会を通して絶不調だったイチローが決勝のタイムリーを放ったことはいまだに話題となりますよね。
20013年・第3回大会
<優勝>
ドミニカ共和国
<準優勝>
プエルトリコ
<ベスト4>
日本、オランダ
<最優秀選手賞>
ロビンソン・カノ(ドミニカ共和国)
<ベストナイン>
投:フェルナンド・ロドニー(ドミニカ共和国)
投:ネルソン・フィゲロア(プエルトリコ)
投:前田健太(日本)
捕:ヤディアー・モリーナ(プエルトリコ)
一:エドウィン・エンカーナシオン(ドミニカ共和国)
二:ロビンソン・カノ(ドミニカ共和国)
三:デビッド・ライト(アメリカ)
遊:ホセ・レイエス(ドミニカ共和国)
外:ネルソン・クルーズ(ドミニカ共和国)
外:アンヘル・パガン(プエルトリコ)
外:マイケル・ソーンダース(カナダ)
指:井端弘和(日本)
日本代表が3連覇をかけて挑んだ大会でしたが、ドミニカ共和国代表が全8試合に勝利し、大会史上初の全勝優勝を成し遂げて第3回WBC王者に輝きました。日本代表は準決勝でプエルトリコ代表に敗れ、ベスト4でした。
2017年・第4回大会
<優勝>
アメリカ
<準優勝>
プエルトリコ
<ベスト4>
日本、オランダ
<最優秀選手賞>
マーカス・ストローマン(アメリカ)
<ベストナイン>
投:マーカス・ストローマン(アメリカ)
投:千賀滉大(日本)
投:ジョシュ・ゼイド(イスラエル)
捕:ヤディアー・モリーナ(プエルトリコ)
一:エリック・ホズマー(アメリカ)
二:ハビアー・バエズ(プエルトリコ)
三:カルロス・コレア(プエルトリコ)
遊:フランシスコ・リンドーア(プエルトリコ)
外:クリスチャン・イエリッチ(アメリカ)
外:ウラディミール・バレンティン(オランダ)
外:グレゴリー・ポランコ(ドミニカ共和国)
指:カルロス・ベルトラン(プエルトリコ)
アメリカ代表が4回大会にして初優勝を果たし、日本代表はそのアメリカに敗れてベスト4でした。多くのメジャーリーガーがシーズンを優先させるために不参加を表明しており、日本代表は青木宣親のみの参加となりました。
2023年・第5回大会
<優勝>
日本
<準優勝>
アメリカ
<ベスト4>
メキシコ、キューバ
<最優秀選手賞>
大谷翔平(日本)
<ベストナイン>
投:大谷翔平(日本)
投:ミゲル・ロメロ(キューバ)
投:パトリック・サンドバル(メキシコ)
捕:サルバドール・ペレス(ベネズエラ)
一:ジャン・ユーチェン(チャイニーズ・タイペイ)
二:ハビアー・バエズ(プエルトリコ)
三:ヨアン・モンカダ(キューバ)
遊:トレイ・ターナー(アメリカ)
外:ランディ・アロサレーナ(メキシコ)
外:マイク・トラウト(アメリカ)
外:吉田正尚(日本)
指:大谷翔平(日本)
6年ぶりに開催されたWBCで日本代表が強さを見せ、3大会ぶり3度目の優勝を果たしました。準決勝のメキシコ代表戦は2022年シーズンに三冠王に輝き、4番として出場するも大不振だった村上宗隆がサヨナラタイムリーを放ち、決勝のアメリカ代表戦では大会の顔でもあった大谷翔平とマイク・トラウトとの対戦で幕を下ろすというドラマ以上の展開でした。
最後に
今回はWBCの歴代優勝国とMVP、ベストナインをまとめてきました。盛り上がっているのが一部の国だけだ、という批判はありますが、大会全体としては多くのスター選手が力を遺憾なく発揮してくれており、一ファンからすると楽しみの多い大会となっています。
次回は2026年、北中米大会となります。あと3年間で若手選手がどれだけ力をつけるのか、2023年大会に大いに力を発揮した選手がまた素晴らしい力を発揮するのか、楽しみですね!