
2024年シーズン、43歳で現役を引退することとなった和田毅選手。ホークスのレジェンドとして長年にわたって活躍を続けてきました。
今回は和田毅選手の引退した理由や年俸推移などについて紹介します。
和田毅は数々の最年長記録を更新
2003年に大卒で福岡ダイエーホークスに入団し、ルーキーイヤーから新人王を獲得するなど活躍。メジャーリーグにも挑戦した和田毅選手は2016年シーズンより福岡ソフトバンクホークスで再びプレーしました。その初年度から最多勝のタイトルを獲得するなど活躍したのです。
その後怪我に苦しむこともありましたが、歳を重ねてもなおユニフォームに袖を通し続け、いつしか数々の最年長記録を更新していくこととなりました。自己最速の149キロは2022年、41歳で計測したものですし、2023年にはパ・リーグ歴代最年長の42歳でオールスターのマウンドに登りましたよ。
和田毅が引退した理由は?
そんな「衰え知らず」とも称される和田毅選手でしたので、43歳という年齢で引退を発表した際にも、周りからは「まだやれると思っていた」という声が多く上がりました。しかし和田毅選手は2024年の7月頃に引退の決意を固め、球団が来季の契約更新を望んでいたものの本人の意思でユニフォームを脱ぐことにしたのです。
2023年にシーズン8勝、100イニング登板という近年では最高の成績を残していた和田毅選手は、2024年シーズンもホームゲーム開幕での先発を務める予定だったものの、コンディションが整わず登板回避、同年の先発登板は5試合に留まっていました。
体がボロボロになっていった
2017年に左肘を故障し、2018年には左肩痛で一軍登板が無かった和田毅選手は、2019年より一軍の戦力に復帰するも当時から肩の痛みと戦いながら投げる日々でした。その頃から「駄目になったら辞めよう」という思いを固め、選手としての役割が終わりに近づいていることを感じながら日々を過ごしていたそうです。
2024年シーズンはいよいよ体もボロボロになり、今までとは違う「回復が遅れる感覚」を感じていた和田毅選手は「選手じゃない立場でホークスやプロ野球界に貢献する、そのための勉強をする時間にあてたいという比率が(現役続行の思いより)完全に上回った」として引退を決断しました。
和田毅の年俸推移は?
ここからは和田毅選手の年俸推移について紹介します。ここで紹介する年俸はあくまで推定の数字です。まずはメジャーへ挑戦する2011年までの年俸です。
- 2003年:1500万円
- 2004年:8000万円
- 2005年:9500万円
- 2006年:1億4500万円
- 2007年:2億円
- 2008年:2億2000万円
- 2009年:2億3000万円
- 2010年:2億1000万円
- 2011年:3億3000万円
ルーキーイヤーに大活躍した和田毅選手は、当時のプロ二年目の年俸としては史上最高額の8000万円で契約更改。そこからも順調に年俸を上げていきました。最多勝のタイトルを獲得した2010年のオフには1億円を上回る年俸アップを勝ち取りましたよ。
メジャー時代の年俸は?
続いて、メジャー時代の年俸について紹介します。
- 2012年:405万ドル
- 2013年:410万ドル
- 2014年:50万ドル
- 2015年:400万ドル
2011年のオフに海外FA権を行使してメジャーリーグに挑戦、ボルチモア・オリオールズと2年総額815万ドルという契約を結びました。当時の報道では約6億3600万円と報じられています。しかしオリオールズでの二年間は故障の影響でメジャー登板を果たせず、2014年シーズンはシカゴ・カブスとマイナー契約。年俸も大きく落ち込みました。
同年にメジャー昇格を勝ち取り、13先発で4勝、防御率3点台と結果を残したことから同年オフにカブスと400万ドル+出来高の1年契約を結びましたよ。
ホークス復帰後の年俸は?
続いて、ホークス復帰後の年俸について紹介します。
- 2016年:4億円
- 2017年:4億円
- 2018年:4億円
- 2019年:1億円
- 2020年:1億円
- 2021年:1億5000万円
- 2022年:1億5000万円
- 2023年:1億6500万円
- 2024年:2億円
2015年オフにホークス復帰の際、3年12億円の契約を交わした和田毅選手は、復帰初年度、大活躍だったもののその後故障に苦しみ2018年のオフに大幅ダウン。しかしそこから下降線を辿ることなく、寧ろ再び数字を上げていったところが和田毅選手の凄さですよね。特に2016年以来の100イニングを突破した2023年のオフには2億円まで持ち直していました。
和田毅の生涯年俸は?
和田毅選手の生涯年俸は、35億9000万円+1265万ドルということになります。当時の報道を参考にすると4万ドルが約3億3000万円なので、メジャーの4年間での年俸の合計は10億円ぐらいということになるでしょうか。また、年俸とは別にプロ入りときの契約金は1億5000万円とされています。年俸には、表に出ている数字とは別に出来高が含まれている場合もあるので、実際の数字はもっと上かもしれませんね。
最後に
今回は和田毅選手の引退した理由や年俸推移について紹介しました。引退の際には「完全にやりきった」「悔いはない」と語った和田毅選手。これからの新たな道での活躍に注目です!