戦時時代の日本野球では、キレのある変化球を使いこなせる投手は少なかった。しかし、あの有名な沢村栄治だけは違った。

    沢村栄治 変化球

    日本の職業野球にて数年に渡って奪三振のタイトルを独占した沢村栄治。

    その山のように奪った三振の内容は、意外にも有名なスピードボールだけではない。

    沢村栄治はカープ(当時でいうドロップ)を得意球とし、直球と上手く織り交ぜたピッチングをしていたのだ。

    ゲーリックに見破られた沢村栄治の変化球の癖

    日米野球では相手のクリーナップの一人であったゲーリックに、「変化球のときだけ口をへの字にするぞ」とまんまと見破られ、結果、投げたカーブをホームランにされてしまう。このエピソードは日本球界に残る有名な話。

    日本では沢村栄治のカーブは脅威であっても、アメリカ相手ではまだまだの球であったことには違いないだろう。しかし、あの160近いと言われているストレートは無敵だったということは確かだ。

    沢村のカーブの握りは若干変わっていて、握りがシンカーに近いとも言われている。変化もチャンジアップに似た、スピードがぐっと落ちる球だという説もある。

    もし、今の時代に沢村栄治がプロ野球に登場したらメッタ打ちに合うと、多くの専門家はいう。実際にどんなに球速が速くても球種がカーブしかなく、癖も強いとなると今の情報が強いプロのバッターは抑えられない。

     

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