投打二刀流で様々な歴史的な記録を更新し続けているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。8月23日に行われた本拠地シンシナティ・レッズ戦の試合後に右肘靭帯損傷が発表され、今季はマウンドに立つことが出来なくなりました。さらに9月4日の打撃練習中に右脇腹を痛め、その日から9月10日時点で6試合連続欠場となっています。
それでも怪我をする前までに投手として10勝を飾り、打者としてア・リーグ本塁打ランキングの首位を独走する44本塁打を放ち、史上初の2年連続「二桁勝利・二桁本塁打」を達成しました。怪我さえなければ投打で6冠も達成できるのでは無いかとも言われており、2年ぶりのア・リーグMVP受賞が期待され中での怪我で、トミー・ジョン手術を受ける可能性も囁かれており、そうなれば2024シーズンに影響が及ぶのは間違い無いでしょう。それでも今シーズンオフの移籍最注目選手であることは間違い無いでしょう。
そこで今回は大谷翔平選手の今シーズンの活躍をまとめ、移籍金の噂も紹介していきます。
大谷翔平2023年成績
大谷翔平選手の9月7日時点での成績を打者成績、投手成績でまとめていきます。
大谷翔平打者成績
- OPS部門 1位(1.066)
- 打率部門 4位(.304) 1位:シーガー(TEX) .339
- 本塁打部門 1位(44本)
- 打点部門 3位(95打点)
- 安打部門 6位(151安打) 1位:セミエン(TEX) 160安打
- 盗塁部門 17位(20盗塁(失敗6)) 1位:ルイス(OAK) 58盗塁(失敗9)
各部門で上位の成績を収めており、特に大谷翔平 ホームランは50本塁打も期待されています。年間50を越えれば超一流スラッガーの証しとされるいわゆる「50本塁打クラブ」入りが期待されています。
さらに大谷選手は20盗塁も記録しており、史上5人目の「50-20クラブ」入りの可能性もあります。すでに9月3日のアスレチックス戦で今季20盗塁目に成功し、2年ぶり2度目の「40-20」に到達しました。大リーグ史上複数回達成はハンク・アーロン、バリー・ボンズらに続き、史上8人目の快挙です。
ちなみに、50−25はまだ誰も達成したことのない記録なので、そちらの達成も期待されています。
大谷翔平投手成績
- 勝利部門 13位(10勝) 1位:バシット(TOR) 14勝
- 防御率部門 投球回数規程未満(3.14※5位相当)
- 奪三振部門 10位(167奪三振) 1位:ガウスマン(TOR) 207奪三振
- 投球回部門 29位(132.0回(23登板)) 1位:コール(NYY) 180.0回(29登板)
- WHIP部門 投球回数規程未満(1.06※5位相当) 1位:エフリン(TB) 1.03
- 被打率部門 投球回数規程未満(.184(規定未満)※1位相当) 1位:カスティーヨ(SEA) .213
投球回数が規定未満のため、参考記録でしかありませんが、非常に素晴らしい成績を残しています。特に1イニング当たり何人の打者を塁に出すのかをしめすWHIPが5位、被打率は1人だけ1割台と圧倒的な数値を叩き出しています。
来シーズンの移籍先は?年棒も高騰する?
最後に大谷翔平選手が来シーズンプレーすることが予想されるチームをまとめておきます。
元GMで解説者のジム・ボーデン氏の予想をもとに金額都移籍先についてまとめておきます。
まず金額について、ジム氏が12人以上の現役球団幹部をリサーチしたところ、右肘の靱帯損傷が契約金にどう影響するかは意見が分かれたが、複数の幹部が契約のベースはヤンキースのジャッジ外野手が結んだ3億6000万ドル(約522億円)になるとされているようです。そこから出来高も含めて5億から6億ドル(約725億から870億円)と予想されています。
続いては移籍先について、エンゼルスの球団関係者は「西海岸が好みではあるが、場所よりも優勝できるかどうかに重点を置いている」と話しているようです。その上で同氏は「エンゼルスに残留する可能性は消えている」とし、移籍先として最有力はエンゼルスと同じロサンゼルスに本拠地を置くドジャースが挙げられています。また大穴としてヤンキースの名前も上がっているようです。
日本人としてはドジャースもヤンキースも馴染みの深いチームですし、名門、強豪チームなので、その中で大谷選手がどのような活躍をするのか、楽しみですね。ヤンキースに移籍をしてジャッジ、大谷のいる打線も見てみたい気もします。
最後に
今回は大谷翔平選手の今シーズンの成績、来シーズンについて紹介してきました。残念ながら右肘靭帯損傷、右脇腹の怪我とWBCから始まった2023年シーズンの疲れが一気にきているようです。無理しすぎずにプレーをして、史上初の50−25も記録して、天文学的な契約を期待したいところです。