山本由伸選手が三年連続の投手4冠を達成し、チームは見事三連覇!今年もオリックス・バファローズは強かった!
今回は2023年のオリックス・バファローズを総まとめしますよ!
成績で見るオリックス・バファローズ
今年のバファローズは86勝53敗4分という成績、2位に15.5ゲーム差をつける独走っぷりを見せました。チーム打率.250、チーム本塁打109本、チーム防御率2.73、失策60はいずれもリーグ最良の数字。得点は508、失点は428で得失点数差はプラス80、パ・リーグで得点数が失点数を上回ったチームは二つしかなく、バファローズのプラス80は圧倒的な数字となっていますよ。
勝負の8月で一気にブースト
パ・リーグ5球団全てに勝ち越し、交流戦でもトップタイの11勝7敗だったバファローズ。月間成績でも負け越した月はなく、コンスタントに貯金を積み重ねました。特に強かったのは、勝負の8月。16勝7敗2分貯金9とブーストをかけ、一気に首位固めに走りましたよ。8月26日にマジックを点灯させると、一度も消すことなく順調に減らし、9月20日に優勝を決めたのでした。
活躍が目立ったオリックス 選手(野手編)
昨年までのチームの主力、吉田正尚選手がメジャーリーグへと移籍した今年のバファローズ。その穴を埋めたのは、FAで獲得した森友哉選手でした。森選手は途中怪我もあったものの捕手やDHなどで110試合に出場、打率.294、本塁打18本、打点64、出塁率.385と期待に応える活躍を見せました。森選手の加入で立場が厳しくなるかと思われた若月健矢選手は、始まって見るとここ三年間で最多の96試合出場。捕手の負担を上手く分担できたことも、チームの好調の要因だったと言えるでしょう。
頓宮裕真が首位打者に
プロ5年目の頓宮裕真選手はこれまで順調にステップアップし、今年初の規定打席到達。113試合に出場し打率.307を記録し、見事首位打者に輝きました。21歳の紅林弘太朗選手は127試合に出場し打率.275、これまでのキャリアハイを大きく更新する活躍を見せました。プロ5年目の中川圭太選手も135試合に出場し打率.269、打点55、本塁打12本を記録。打点と本塁打はキャリアハイを記録しましたよ。
活躍が目立ったオリックス 選手(投手篇)
来シーズンからのメジャーリーグ挑戦が噂される、現NPB最強投手の山本由伸選手。2021年、2022年と最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の4冠を成し遂げ沢村賞を受賞してきましたが、今年もそれら4冠を達成。ここにきてキャリアハイの防御率1.21を記録するなど、すさまじい成績を残しました。23試合の登板で自責点はそれを下回る22しかなく、二年連続となるノーヒットノーランも達成しましたよ。一年間で打たれた本塁打の数は僅か二本、これもキャリア最少となっています。
プロ野球 パ・リーグ タイトル確定 オリックス 山本由伸 “4冠” | NHK | プロ野球
山下舜平大が開花
2020年のドラフト1位である21歳、山下舜平大選手は、今年WBCに出場した山本選手らに代わって開幕投手に選ばれ、シーズン開幕戦でプロデビューを果たしました。シーズンでは16試合に先発し、9勝3敗防御率1.61という素晴らしい成績を残しましたよ。他にも、山崎福也選手が11勝、宮城大弥選手が10勝を挙げるなど、今年も先発陣が充実しました。
平野佳寿が通算250セーブ達成!
39歳のシーズンだった平野佳寿選手は今年遂に通算250セーブを達成、名球会の一員となりました。多くの抑え投手が250セーブを目指す過程で、目標に近づくころには抑えとしての能力に陰りが見えるものですが、今年の平野選手は42試合に投げ防御率は1.13と文句なしの成績、29セーブでチームの優勝に貢献しましたよ。リリーフ陣ではWBC日本代表の一員にもなった宇田川優希選手が、シーズンでも46登板で防御率1.77、20ホールドとブルペンを支えました。チーム最多、53試合に登板した山崎颯一郎選手も防御率2.08、27ホールドの活躍でしたよ。
最後に
今回は2023年のバファローズの戦いを振り返りました。
三連覇の中でも最も圧倒的な戦いっぷりを見せたバファローズ。ポストシーズンでもその実力を発揮してくれることでしょう。