阪神・大山悠輔が国内FA権行使?移籍の可能性も?真相を解説!

阪神タイガースの主力、大山悠輔選手がFA宣言!全野球ファンが注目した獲得レースはどのような決着を迎えたのでしょうか。

今回は、大山悠輔選手のFAについて紹介します。

大山悠輔は阪神残留で決着!

結論から言うと、大山悠輔選手は阪神タイガースに残留することとなりました。来シーズン以降も阪神の大山のまま、というわけですね。タイガースファンの皆さんもさぞ安心したのではないでしょうか。

これまでの例を見ると、選手がFA権を行使して別の球団が獲得に乗り出した際に、選手が元いた球団への残留を決断するパターンというのはとてもレアケース。それも、大山悠輔選手のような有力選手であれば尚更です。どのようにして残留の決断に至ったのか、大山悠輔選手のFA行使から決断までを今一度振り返ってみましょう。

11月13日にFA権を行使

今シーズンFA権を獲得した大山悠輔選手は、FA権申請締切日に行使を表明しました。「8年間やってきて、自分が他球団にどういうふうに思ってもらえて、どういうふうに評価されているのかを一度聞いてみたかった」と行使の理由を語った大山悠輔選手。おおよそFA権行使者としては珍しい発言もなく、それだけに行使時点での大山悠輔選手の心の内を推測するのは難しいものがありました。

巨人が獲得に乗り出す

プロ入りから毎年一軍を主戦場とし、通算137本の本塁打を放っている大山悠輔選手。29歳でFAを迎えて、これから数年はまさに選手として脂の乗った時期となることからも、複数球団入り乱れての争奪戦となってもおかしくなかったのですが、いざ大山悠輔選手がFA権を行使した後に「獲得を狙っている」と報道されたのは読売ジャイアンツのみでした。

近年は主にファーストを守っている大山悠輔選手。守備位置的にはファーストは不足しにくいポジションではありますが、大山悠輔選手ほどの成績を残せる選手となるとそう多くはいませんから、「是非とも獲得して欲しい」と願うファンは巨人ファン以外にも多かったのですが……。

巨人阪神の一騎打ちに

獲得に動いた球団が少なかった理由は恐らく、大山悠輔選手に需要が無かったというわけではなく、それほどにジャイアンツの動きが本気すぎて他の球団が手を出せなかったということだったと思われます。実際にジャイアンツが大山悠輔選手に提示した条件は分かりませんが、報道では「6年24億」を超えるのではないかという破格の条件が出ていました。

一方、タイガースも当然全力で慰留、宣言残留も認めたため大山悠輔選手のFAは巨人阪神、シーズン中であれば「伝統の一戦」とも呼ばれる二チームでの争奪戦となったのです。

一時は移籍説が優勢だった

タイガースからジャイアンツへFAで移籍した選手はこれまで一人も居らず、難しい移籍になるのではないかという声もありました。ですがそれ以上に、やはり条件の上ではジャイアンツが上回っており、阿部慎之助監督や坂本勇人選手などジャイアンツのレジェンドからのラブコールが報道されたり、「大山悠輔選手は関東の球団でプレーしたくてFA宣言した」という真偽不明の情報が出回ったこともあり、ジャイアンツへ移籍するという説の方が有力になっていました。

11月29日に遂に決断

しかし、タイガースのファン感謝祭も終わった後の11月29日、大山悠輔選手は遂に決断。なんとタイガースへの残留を決めたのです!実際に移籍に気持ちが傾いた日もあったと語る大山悠輔選手。ファン感謝デーで多くのファンが自分の赤いタオルを掲げ、温かい歓声を届けてくれたこと、悩み揺れる仲でチームメイトや裏方の人達が温かく接してくれたことで、「この人達のためにもう一度頑張りたい」と思ったそうです。

タイガースとの契約は5年17億とも、5年20億とも伝えられていますが、いずれにしてもジャイアンツの条件には勝らなかったようです。それでも「お金だけが判断材料でなかった」と、大山悠輔選手は残留を決めたのですね。(参考: 日刊スポーツ

最後に

今回は、阪神の大山悠輔選手のFAについて紹介しました。大山悠輔選手の残留が最大の補強。今シーズン2位に終わった阪神タイガースは、頼れる主砲を中心に、ペナント奪還を目指しますよ!

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