どう発展・普及してきた?日本野球の歴史について

WBC 2023が近づいてきました(WBC日程)。日本には野球ファンが多いですし、今回の日本代表は優勝を狙えるチーム。現地観戦などを計画されている方も多いのではないでしょうか?WBCは2006年が第一回大会でありまだ今回の2023年で5回目ですが、すでに野球の歴史の一部となっています。今回は野球の歴史について取り上げたいと思います。

1878年に日本で最初の野球チームが誕生

1878年に平岡熙が「アスレチック新橋倶楽部」という野球チームを作りました。平岡熙は日本野球に多大な貢献をした人物として広く知られている人物です。職業は野球選手ではなく鉄道技師で、明治4年(1871年)に機関車の製造技術を学ぶためにアメリカに留学し、帰国後にチームを作りました。アメリカ留学中にアルバート・スポルディング(スポーツ用品メーカーであるスポルディング社の創業者)に手紙を送り、バットやグローブなどの野球道具やルールブックを取り寄せていたため、当時から日本でも公式なルールで野球が普及していきました。平岡本人はカーブを投げる投手で、日本で初めて変化球を投げた人としても有名です。野球への功績は公式に認められており、1959年には特別表彰者として野球殿堂入り、2010年からは全日本クラブ野球選手権大会で優勝チームに「平岡杯」が贈られることになっています。

1915年に甲子園大会が開催

1915年に現在の夏の甲子園にあたる全国中等学校優勝野球大会、1924年には現在の春の甲子園にあたる全国選抜中等学校野球大会が始まっています。誰もが知っている通り甲子園はプロ球団のスカウトも目を光らせておりここで活躍していくことがプロ選手への道に繋がため、高校球児たちの目標の大会になっています。歴史上数多くの名勝負、熱戦が繰り広げられています。たとえば、2009年の中京大中京と日本文理の決勝戦が挙げられるでしょう。この試合に勝ったのは中京大中京ですが、日本文理が最後に猛追を見せたことで野球ファンの記憶に残る一戦となりました。9回2死無走者の時点で日本文理が10-4で6点を追いかける展開で、そこから次々とヒットが生まれて10-9にまで迫りました。最後のバッターは2死一三塁で一本出れば同点または逆転でした。最後もヒット性のあたりでしたが、サードライナーとなり、歴史に残る接戦となりました。今後も甲子園ではこの決勝戦に引けを取らない名勝負が数多く誕生するに違いありません。

1936年にプロ野球が誕生

1936年に現在のプ野球のもとである日本職業野球連盟が創立しました。当初は1リーグ制で東京巨人軍、大阪タイガース、名古屋軍、東京セネタース、阪急軍、大東京軍、名古屋金鯱軍の7球団が参加するのみでした。その後、1949年に毎日新聞が参入を表明したことをきっかけに1950年から2リーグ(16チーム所属)となりました。そして1958年に今と同じ2リーグ12チームとなっています。

プロ野球の誕生こそ日本で野球をメジャースポーツにしたものと言えるのではないでしょうか。今までに数多くのスター選手が生まれてきました。記録で見ると本塁打を通算868本記録している王貞治、投手として通算400勝している金田正一が歴史上特に有名ですが、現代も二刀流の代名詞で圧倒的な人気を誇る大谷翔平が活躍しており、アメリカでも凄まじい人気を得ています。今後もプロ野球を中心に野球の歴史が作られていくことは間違いありません。

まとめ

野球はこれからも日本のメジャースポーツとしてさらに人気が出てくることが予想されます。

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