「火の玉ストレート」と呼ばれた驚異的なストレートで日本球界を席巻してきた元阪神の守護神・藤川球児さん
藤川球児さんは2013年にメジャーに挑戦しますが、通算で2セーブしか挙げれず、
今年2015年に四国リーグの「高知」に入団し、世間を騒がせました。

藤川球児ストレート回転数球速

藤川球児さんのトレードマークとなっているのが、
打者の手元で驚異的に伸び続けるストレートです。

阪神の守護神時代に藤川球児さんが220セーブを挙げられたのも、
あの果てしなく伸びるストレートの恩恵でしょう。

藤川球児の握りと回転数

藤川球児投手のストレートの特徴を挙げるならば、
「手元でホップする」「プロがわかっていても打てない」
「バットの上を通過していくイメージ」と、
まるで、漫画のような解説。

実際の藤川球児のストレートは、
「浮く」というよりも「落ちない」というデータがあります。

通常、普通のプロの投手が投げるストレートは、
打者の手元で、それなりに下降線を描いてミットに収まりますが、

藤川球児さんが投げるストレートは、
打者の手元からミットまで、直線を描いてミットに収まります。

プロのバッターのストレートに対する感覚は、
当然、通常の投手のように、下降線を辿るイメージ。

それに対して、直線を描いたストレートに関しては、
「あれ、球がバットの上を通過してく!」と、
なかなかバットに当てることができず、ホップしてる錯覚がするのです。

しかし、そんなストレートを投げるには、
藤川球児さんはどのような工夫をしているのか?

実は、「握り」と「リリースポイント」に秘密があったのです。

藤川球児ストレート握り回転数

藤川球児さんのストレートの握りは、
指と指の感覚を一切開けず、ぴったり付け、
ボールのワンポイントに力がいくように握られているのです。

通常の投手のストレートの握りは、
指と指の間を指一本分は開く感覚なのですが、
それは「コントロール」を意識してのこと。

藤川球児さんの握りは、スピードこそは増すものの、
コントロールが難しいというデメリットもあるのです。

それもで、上に下にきっちりとコントロールして投げれることが、
藤川球児さんの凄さなのです!

そして藤川球児さんは、球を離すポイントが前にあります。
おそらく、通常の投手とは比較にならないほど前です。

前でリリースすることで、
藤川球児さんのストレートは、
通常の投手よりも、3割も多く、
球に回転数を与えてるそうです。

プロのエースクラスの投手の、
球の1秒間の回転数の平均が38程度なのに対して、
藤川球児さんの回転数は45もあるのです!
(松坂投手は41回転)

1秒間に45回転もするストレートが投げれる投手は、
おそらく日本で藤川球児さんと山本昌さんぐらいでしょう・・・。

この回転数の多さも、藤川球児さんのストレートの質の良さの秘密なのです!

藤川球児が契約切れ。球界復帰なら阪神が有望?

藤川球児さんは現在、独立リーグ「四国リーグ」の高知に在籍してます。
高知ではすでに何試合か登板してますが、地元の熱気がすごく、今後も残留を望む声が多いです。

しかし、藤川球児さんと高知の契約は今月で切れてしまうらしく、
9月16日が最終登板になるみ込みです。

本人も球団も発表したということで、
トップニュース扱いで話題になってますね!

ただ「契約切れ」という書き方が気になるような・・・

藤川球児契約切れ阪神復帰

高知との契約が切れたあとの藤川球児さんの移籍先ですが、
もし、プロ野球界に復帰するとなると、古巣「阪神」ではないか?と期待されてます。

阪神ファンも藤川球児さんを両手を広げて待ち受けていることでしょう。
このまま復帰となれば、甲子園に足を運ぶお客さんも増えること間違いなしです。

しかし、藤川球児さんの引退説もあります。
ただ、独立リーグを最後に引退っていうのも、
さすがにありえないきがするので・・・やっぱり阪神にて復活ですかね?

松坂投手など同世代の投手が怪我で苦しんでいるので、
世代最後の希望として、奮闘してほしいです!

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