
先日、ドナルド・トランプ大統領は、ソラナ(SOL)チェーン上で自身の名を冠した公式仮想通貨である、ミームコイン「TRUMP(トランプ)」を公式に発行したことを、SNSアカウントで発表しました。この仮想通貨は、トランプ氏の選挙勝利と就任を祝う目的でリリースされ、発行直後から大きな注目を集めています。過去にはミームコインPEPEが仮想通貨の1000倍超え銘柄の仲間入りをして注目を集めましたが、もしかしたらトランプコインも仮想通貨 1000倍銘柄になるかも?!ということでトランプコインの特徴や今後について解説していきます。
TRUMP(トランプ) 仮想通貨とは?
ドナルド・トランプ大統領公式の仮想通貨TRUMPは2025年1月18日に突如ローンチされました。これは、大統領に就任する数日前のできごとだったために、世間や仮想通貨市場ではさまざまな反応が巻き起こりました。発表直後、TRUMPコインの価格は急上昇し、その後は大きな変動を見せ下落しました。また、TRUMP 仮想通貨の発表は市場に一時的な熱狂をもたらしましたが、政策を決定する立場にありながら、自らが利益を得る仮想通貨を発行することに対してや、利益相反や倫理的な問題から、仮想通貨業界や投資家、そして世間からの批判や懸念が高まっています。
TRUMP(トランプ) 仮想通貨の基本情報
以下はトランプの仮想通貨の詳細です。
仮想通貨名称 | OFFICIAL TRUMP |
ティッカーシンボル | TRUMP |
ローンチ時期 | 2025年1月18日 |
ブロックチェーン | ソラナ(SOL) |
発行上限 | 10億TRUMP |
価格(※2025年8月5日現在) | 1,302円 |
時価総額(※) | 260,293,206,153円 |
時価総額ランキング(※) | 53位 |
TRUMP(トランプ) 仮想通貨の特徴
では 、トランプ 仮想通貨を細かく解説していきましょう。
仮想通貨はミームコイン
トランプの仮想通貨は、インターネット上のミームや話題性によって価値が変動する「ミームコイン」に分類されます。実用的なユースケースを持たない一方、トランプ大統領の支持者やコミュニティ内での象徴的な意味合いを持っています。
政治との関わり
トランプ 仮想通貨の公式サイトには「GetTrumpMemes.com は政治的なものではなく、いかなる政治キャンペーン、政治職、または政府機関とも関係ありません。」と記載されているものの、トランプ氏関連の企業はトランプ 仮想通貨の80%を保有しており、トランプ氏は、アメリカを「地球上の仮想通貨の中心地」にする意向も示していて、仮想通貨関連の政策とも密接に関連しています。そのため、トランプ仮想通貨と政治の密接な関係性が囁かれています。
発行と供給
トランプの仮想通貨の総発行枚数は10億枚と発行上限が設けられており、現在の供給量は2億枚です。残りの8億枚は今後3年間で段階的に供給される予定となっています。
TRUMP(トランプ) 仮想通貨の今後
ミームコインという部分を踏まえた上で、トランプ仮想通貨の今後はどうなっていくのか考察していきましょう。
強力なコミュニティの影響
トランプ大統領の熱狂的な支持者にとって、トランプ 仮想通貨は単なる投資対象ではなく、トランプ氏への支持を示す手段となり得ます。そのため、支持者は強力なコミュニティの形成とともに、トランプ 仮想通貨を積極的に購入し、価格上昇を後押しする可能性があるでしょう。さらに、2025年1月30日からトランプの仮想通貨は、トランプ氏のブランド商品の決済に利用できるようになり、これまでのコレクション的な価値に加え、実用性が増したことで価格上昇の可能性が増したと言えます。
仮想通貨に対する規制緩和の可能性
前任のバイデン元大統領は仮想通貨に対して厳しめな対応をしていましたが、トランプ大統領は仮想通貨に対して好意的だということが、自身の公式仮想通貨を発行したことからも分かります。そのため、仮想通貨の規制は、今後トランプ大統領が緩和していく可能性が高いと言えるでしょう。
まとめ
トランプ仮想通貨について解説してきましたが、いかがでしたか?今一番注目されているトランプ 仮想通貨ですが、発行に関しては、利益相反や倫理的な問題、さらには市場操作の懸念が指摘されています。投資を検討する際は、トランプ 仮想通貨の特性やリスク、そしてミームコインのリスクを十分に理解し、慎重な判断を行うことが重要です。